ビーガンである原因
あなた自身の健康のため

菜食主義には数種類あり、完全菜食主義(ビーガン)もその一つで す。特に西洋において、一般に「ベジタリアン」という言葉が指す 人々は、肉類は食べないものの、乳製品や卵は食べる場合もありま す。より正確には lacto-ovo vegetarian と呼びます。

病気

肉類や乳製品、卵によって、ある種の癌や心臓病、骨粗鬆症などが 引き起こされやすいことが科学的研究により明らかになっていま す。人間の身体は、肉食よりも草食に適しているのです。人間の歯 は肉を引き裂くよりも穀物を磨り潰すのに適しています。私たちに はライオンのように尖った歯はありませんし、唾液は肉食獣のよう に酸性度が強くなく、穀物が喉を通過する前に消化が始められるよ うに酵素が含まれています。私たち腸は肉食獣よりも長く、発酵を 利用して食物を消化できます。肉食獣の腸は短くまっすぐで、肉類 が腐敗することなしに通過できるようになっています。

化学物質

今日、私達の食品に間接的に入り込む添加物、殺虫剤、ホルモン 剤、抗生物質などは増加する一方です。抗生物質は家畜の餌に混ぜ て、体重を増やすのに使われます。殺虫剤は、汚染された穀物や餌 を食べた家畜の体内に蓄積されます。話はそれますが、野菜や果物 をもっと有機的に栽培する必要があるのは、このためなのです。人 工ホルモン剤は乳牛に大量に牛乳を出させ、鶏にもっと多くの卵を 産ませるために使われます。卵の黄身の色をよく見せかけるため に、合成着色料さえ使われている場合もあります。食物連鎖の頂上 にいる私たち人間は、これらの化学物質を全て摂取することになり かねません。

食中毒、他

食中毒は大抵の場合肉類が原因であり、時には命をおびやかしま す。サルモネラ菌や狂牛病はニュースでよく知られているところで す。汚染された動物が家畜の餌に使用され、鶏が飼われている非衛 生的な環境を考えれば、食中毒が頻繁に起こるのも、無理はありま せん。狂牛病、もしくは、BSEは数年前にイギリスで大ニュース になりました。英国政府による対策はあまりに遅すぎるものでし た。何人かの人が、狂牛病との関係が疑われているクロイツフェル ト=ヤコブ病に罹患したことが確認されました。クロイツフェルト =ヤコブ病は、最終的に脳の機能を損なう病気です。

乳製品や卵について

ビーガン(完全菜食主義者)と、他のベジタリアン(菜食主義者) には違いがあります。他のベジタリアンは牛乳やチーズ、卵製品に 依存し過ぎているかもしれません。牛乳は液体の肉、のように考え られています。牛乳は動物性蛋白に富み(スキムミルクは特に)、 一般に信じられているのとは逆に、骨粗鬆症を防いでくれません。 実際には、乳製品から蛋白質を摂取しすぎると、骨粗鬆症に招きかね ません。骨粗鬆症の症例は通常、牛乳の消費量の多い国で多く報告 されています。白色人種の一部と、黒人やアジア人のほとんどは牛 乳を消化する酵素を持っていないのです。牛乳により引き起こされ るアレルギーは、湿疹や喘息、疲労などに現われます。

カルシウムや蛋白質が
不足しないのでしょうか

乳製品は私たちの身体に充分なカルシウムや蛋白質を供給するのに 不可欠だと一時期考えられていましたし、多くの人々はいまでもそ う信じています。しかしながら、ビーガン用の食物をバランスよ く、多種類摂取していれば、カルシウムや蛋白質が不足することは 滅多にありません。実際、肉を摂取する人は、平均して蛋白質を多 く取りすぎています。緑黄色野菜やゴマは良質なカルシウム源のほ んの一例ですし、多くの野菜や豆、ナッツ類には蛋白質がたっぷり 含まれています。(大豆は畑の肉、と言いますね?)

ビタミンB12

ビタミンB12はビタミン類の中で唯一、肉や乳製品に含まれてい て野菜や果物から得るのは難しいものです。一日の必要摂取量は少 なく、ビーガンで不足している人も珍しいのですが、気をつける必 要はあると思われます。ビーガン用には、イースト製品などがあり ます。ビタミンはビタミン剤の他、マーガリンや豆乳、シリアルな どのビタミン強化食品により補給できます。嬉しいことに、ビタミ ンB12を多く摂取しすぎた分は、必要なときまで肝臓に貯蔵され ます。